つれづれぐさ

思ったことを忘れないための記録

冷凍食品

バイト先に少し変わったお客さんがいる

ラーメン屋なのに味噌汁を飲みたいといっているのだ

まあ味噌ラーメン専門店だからなのかもしれないが

もちろんそのお願いを無理強いしてくるわけでもなくただ注文の際に言ってくるのだ

まあそれはいいとしよう

それは。

問題?なのがそのお客さん、うちのお店のメンチカツをえらく気に入ったのだ

この辺で一番おいしいメンチカツだったよぉー

とんかつ屋よりうまいねこりゃ

とか言ってべた褒めなのだ。

しかし

しかしだ!!!

このメンチカツは冷凍食品なのである

ただの業務用のメンチカツであるからもしかしたら業務用スーパーとかに行けば自分で買えてしまうのではないかと思う

実際に私もまかないでこのメンチカツを食べたことがあるのだが

全然おいしくなかった。

なんだかすごく油っぽくて肉がおいしくないなと思った

それをそのお客さんは

いや~噛んだ瞬間じゅわっとね、肉汁があふれるのがたまらないんだよね。

と、相変わらずのべた褒めなのだ。

しゃべり方といい何と言いこの人はたぶん食べログとかそういうやつになんかすごく偉そうにグルメ気取りのコメントする系の人だろうなと勝手にそう思った

そしてこのお方、ついにラーメンを注文しなくなってしまった

ごはんとチャーシューとメンチカツ。

このお方はラーメン屋に何しに来たんだ。

と注文を受けた時に笑いそうになってしまった。

そしてとてもメンチカツに満足して帰ってゆかれた。

まあ考えてみると

私がバイトしていいるほとんどのところで何かしらの冷凍食品を商品として解凍調理して提供している。

そしてお客さんはそれを美味しいといって食べている。

だれも冷凍食品だなんて思っていない

と、思う。

だって冷凍食品だと知っていたらわざわざ元の値段よりも高いお金を出して(サービス代が入っていたとしても)食べようとは思わないだろう。

この辺は私個人の感覚だから断言はできないが少なくとも私はそうだ。

しかし冷凍食品の進化は素晴らしいと本当に感じる。

一人暮らしを始めて初めて餃子の冷凍食品を食べた。

それまで家で手作りした餃子しか食べたことがなかった。

だからびっくりした

冷凍食品の餃子が自分の想像よりもはるかに美味しかったことに。

まあ自分好みの味ではなかったのだがまあそれは仕方ない

それを無視してしまえばまた買おうと思える味だった。

今度はお好み焼きの冷食に挑戦しようと思う