つれづれぐさ

思ったことを忘れないための記録

三浦しをんが好きだあああああ

先日三浦しをんのあの家に暮らす四人の女を読み終わった。

読後感はしっとりとしていた。

この本の中身は基本的に穏やかな日常が流れていた。

正直最初は読み進めるのが苦痛ですらあった。

しかし半分くらいを超えたあたりから明らかに読むペースが上がっていった。

私は三浦しをんの書く愛がとても好きだ。

後半から出てくる佐知の恋?や父親の愛、鶴代の愛の描写が胸にじーんときた。

うっかり涙ぽろりしちゃいそうだった。

しなかったけど。

佐知はきっと梶さんとうまくいくんだろうなと勝手にハッピーなその後を想像してしまう脳内お花畑な私。

三浦しをんの書く小説は大体私の気持ちを浮き上がらせる。

よって彼女の新作が出ると、そしてそれが恋愛小説であると尚更テンションが上がる。

新作、愛なき世界を読むのが今後の楽しみである。しかし今回は文庫になるまで待とうと思っている。

というのもソフトカバーでないととても読みにくいからだ。

ののはな通信はソフトカバーだったから心躍って買ってしまったが今回の愛なき世界は明らかに読みにくいはず。ハードカバーだから。

だらだらしながら読書をしたい派の私はどうしてもハードカバーの本に抵抗を持つ。

値段が高いし、読みにくい。

買う理由がどんどんなくなっていく!

よって時間がかかってもいいから文庫化されるのをひたすら待つ。

そういえば文庫化を待っている小説がある。

桜庭一樹GOSICKシリーズのブルー以降だ。

あれはいつになったら文庫が出るのか。

ハードカバーは結構ぽんぽんとでているのに…。

GOSICKシリーズはすべて小説で持っているからこうなったらもうすべて完結まで小説で揃える気満々なのだ。

なのになかなか出てくれない。

毎月ダ・ヴィンチで新刊一覧を見てがっかりしている。

待ちぼうけだ。

先日本屋をぐるぐるしていたら坂木司の和菓子のアンシリーズの二つ目が文庫で出ていたが、私は買わなかった。

なぜか。

もう魅力を感じなかったからだと思う。

いくらなんでも長すぎる。

長すぎるのだ!!

一作目和菓子のアンを読んで、それから二巻目が刊行されたのを知った時は絶対読みたい!早く文庫化しないかなーーーーーって心が跳ね上がっていた。

のに何度本屋に向かっても文庫はない。

それを見る耽美にじゃあいいやーってなる。

そうして熱は知らないうちに冷め切っていたらしい。

小説の余韻に浸っていられる期間をゆうに過ぎてから小説が刊行されても全く心になびかないしそれまでに新しく好きになる作家や読みたくなる本が出てくるのは不可避である。

 

よって三浦しをんの愛なき世界も早々に小説化されることを切望する。